子供の様子を観察する

落ち着いて、しっかり診ましょう

  • やけどの範囲
  • やけどの深さ
    • 第1度:皮膚の表面が赤くなっていて、水ぶくれ(水疱)にはならない程度
    • 第2度:水ぶくれができているような状態
    • 第3度:皮下組織に達するやけどで、皮膚が黒く焦げたり、白くなっている状態

*乳幼児の場合、スイッチを入れたままのカーペットや使い捨てカイロで低温やけど になることもあります。

待つ

様子を見ても大丈夫。通常の診療時間内に受診しましょう

  • 赤いだけで水ぶくれができていない
  • 範囲が狭い第1度程度のやけど

行く

救急外来を受診しましょう
※外科的症状のため小児救急医療センターでは対応できません

  • 皮下組織まで達する第3度のやけど
    → 至急受診が必要
  • やけどの範囲が大人の手のひらより広い

注意すること

  •  民間療法(アロエを塗るなど)はやめましょう
  • 水ぶくれは破らないようにして清潔にしておきましょう
  • 水ぶくれを破ると化膿する恐れがあります
  • 水ぶくれやさわると痛いときは、滅菌ガーゼをあて包帯でくるむと良いでしょう

家庭でできること

☆ しっかり冷やす ☆

第1~2度のやけどは、出しっぱなしの水道水や氷のうで30分ひやす

  • 手足の場合
    出しっぱなしの水道水で冷やす。患部に勢いよく水をあてずに勢いを弱めて冷やす
  • 顔や頭の場合
    シャワーの水や濡れたタオルで冷やす。鼻や口の周りで呼吸しづらい場所の時はこまめに冷えたタオルを取り替えながら冷やす
  • 全身、広範囲の場合
    衣類を脱がせずに冷やす。(脱がせるときに皮膚がはがれる可能性がある)
    濡れたバスタオルでつつみ、その上から毛布をかけてくるみ、急いで病院へいく